これから仕事につこうとしている高校生や大学生に、いろいろな職業の方が、自分の仕事の内容や体験をお話するというもので、去年に引き続き「あんさんぶる荻窪」で行われました。
マンガ家の私の他に、声優さん、ケーキ職人さん、ボランティアセンターの所長さんなど、たくさんの方がいらして、お話をしていました。
私は、高校生の時に講談社の別冊少女フレンドに投稿を始めてデビューのきっかけをつかんだことから現在までの体験を話したのですが、最近マンガ家も思うように仕事が入らない現実があるので、シビアな内容にかたよってしまったかもしれません。
デビューしたからといって、OLさんのように毎月収入があるわけでなく、雑誌に載るかどうかも保障されないし、読者アンケートが悪ければ仕事も来ないきびしい世界だとお話ししたのです。
でも、相手は高校生以上の方ばかりでしたし、単なるあこがれでこの世界を目指して「こんなはずじゃなかった」と思うよりも、現実をお話したほうがいいかなと思ったのです。
でも、もうちょっと、夢を持てるような内容のお話をすればよかったかなと、ちょっと反省もしました
